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ビットコイン、15%超急落…原因は米新任財務長官の発言?

ビットコイン(BTC)が連日急落している。この余波で全体仮想通貨市場から1000億ドル(約103500億円)が消失した。しかし投資家らは「自然な調整」だとの分析をしている。

海外メディアによると現地時間21日、ビットコインは過去48時間の間に15%超下落した。これを起点に全体仮想通貨市場から消滅した金額は2日間で1000億ドル規模。ビットコインは同日午前11基準で15%以上下げ、31000ドルで推移している。一時はを3万ドルを割り込む場面もあった。

ニューヨーク現地時間20日の取引時間中、ビットコインは31007ドルまで下がり、今月11日以降で初の32000ドル割れとなった。ビットコインは今月初め、42000ドルまで上昇して史上最高値をつけた後、大きく下落している。

急落の背景ははっきりしていない。米国の新財務長官に指名されたジャネット・イエレン前FRB議長がビットコインに否定的な発言をしたためだとの見方もある。

しかしビットコインの投資家らは大きく気にはしていない様子だ。投資家らは10%台の暴落について「自然な調整」とみる雰囲気。

グレースケール投資のマイケル・ソネンシャインCEOは米経済チャンネルCNBCの番組で「調整はどの市場でも自然な現象」だと、「ビットコイン市場ではよりそうなる」と話した。

また「20162017年にもビットコインは6回の調整を経験しているが、史上最高値比で30%以上下落した」と話している。

スカイブリッジキャピタルの創業者アンソニー・スカラムーチ氏は「(世界最大の電子商取引企業)アマゾンも同様で、3年の間に価格が50%下がった事もあった」と話した。

価総額基準2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)も過去24時間の間に約9%下げた1182ドルとなっている。

翻訳:水野卓
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