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パウエル議長がまたも利下げ示唆…「適切に行動していく」

パウエル議長がまたも利下げ示唆…「適切に行動していく」

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は16日、世界経済の不確実性が増している点を挙げ、景気拡大の流れが維持されるように「適切に行動していく」と述べた。

この日、フランス・パリで開催されたブレトンウッズ会議75周年イベントに出席したパウエル議長は「2008年の世界的な金融危機以降、世界経済の地形が再編された。この過程で各国の中央銀行は、低金利とインフレ、低成長率などの新たな課題に直面した」と述べた。

また「米国の経済発展状況が世界の国々に影響を及ぼし、その逆も同様」と説明した後、「各国の通貨政策立案者は、この相互影響関係を理解し、政策決定に反映しなければならない」と強調した。

パウエル議長は「このためには、FRBが主要政策金利を維持しながら、金融を同時に運用する方案を見出さなければならない」とし「堅調な雇用市場、約2%のインフレ目標、景気拡大の流れを維持するために適切に行動していく」と付け加えた。

ウォール・ストリート・ジャーナルはパウエル議長の発言について、先週米議会での発言と同じ見解を繰り返したとし、「今月末に政策金利を引き下げる準備はできていることを示唆している」と分析した。

パウエル議長は先週開かれた議会証言で「世界的な成長鈍化と貿易紛争などによる不確実性の増大に緩和的な金融政策が必要だ」と明らかにした。

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