国連総会での日韓会談見送りか
安倍晋三首相と韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が今月下旬開催の国連総会に出席するため、米ニューヨークに向かう中で、日本政府が両国の首脳会談を見送りにすることにしたという報道が出た。
日本政府関係者は19日、メディアを通じて、両国間で徴用工賠償問題や輸出規制強化などの問題が膠着状態に置かれており、交渉の可能性が不透明であるため、最上位クラスの会談を開く状況ではないと伝えた。
また菅義偉官房長官は同日の記者会見で、日韓首脳会談の可能性について、「何も決まっていない」と述べた。韓国大統領府も同日、文大統領の国連総会日程をブリーフィングしながら安倍首相との首脳会談については言及しなかった。両国の首脳による会談は昨年9月が最後だ。
一方、文大統領は24日（現地時間）に開かれる国連総会の開幕に先立って22日に来米し、26日まで滞在する予定だ。安倍首相も国連総会に出席するため、23〜28日まで米国に滞在する。文大統領と安倍首相はそれぞれ23日と25日にドナルド・トランプ米大統領と首脳会談を開く。
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