佐賀県神埼市で「王仁博士顕彰公園」が開園
2018-8-10
佐賀県神埼市で「王仁博士顕彰公園」が開園
8月5日、 佐賀県・神埼市は王仁博士顕彰公園を完工し、開園式を行った。
神埼市には日本に初めて漢字の手本を伝えた百済人、王仁博士の王仁天満宮がある。
開園式に続き百済門扁額除幕、王仁博士仮装行列、千字文・論語贈呈などの順序で進行された開園式の行事には、神埼市松本茂幸市長を始めとする山口知事、 副島副知事、今村衆議員、山下参議員、イ・ヨンジョ総領事、チョン・ドンピョン霊岩郡守、チョ・ジョンギ霊岩郡議会議長、チョン・ソクホン王仁博士顕彰協会会長、そして姜星財王仁博士広報大使等と、霊岩郡側の祝賀使節団や内外からの来賓、住民1,000名余りが参席した中で盛大に開催された。
弥生時代の古代遺跡地である吉野ヶ里と共に新たな観光地として知られ、地域経済の活性化を図るべく2014年から敷地の買収、および設計をはじめに17年度5月に着工、そして今回完工し、開園に至った。
王仁博士顕彰公園に建設された公園の代表的な造形物である「百済門」は、韓国・全羅南道霊岩郡の王仁博士遺跡地内にある百済門と同一の規模、様式で霊岩郡側が支援制作した。また、王仁博士顕彰公園の敷地内に造られた千字文の記念碑は韓国と日本の1,000名余りに揮毫を依頼し、その千字文の揮毫でモニュメントを制作した。佐賀県は朝鮮から渡った陶工の李参平が1616年に有田の泉山で陶石を発見し、日本で初めての陶磁器を誕生させたとされる「陶磁器の生みの親」である。
霊岩郡と神埼市は2008年から王仁博士を媒介として霊岩王仁文化祭りに同参しながら毎年神埼市と様々な交流を行ってきた。
また大阪では1,600年ほど前の王仁博士の功績を称えるために1938年に伝王仁墓を史跡に指定し、1984年から毎年11月3日に博士王仁まつりを開いている。
取材/朴哲編集局長
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