東京いずみ学校11年目の入学式開催
2019-2-22
東京いずみ学校11年目の入学式開催
2月16日午後、東京新宿区若松河田にある東京韓国学校の多目的室では色鮮やかなチマチョゴリ衣装に身を包んだ子供達と保護者達でにぎわっていた。ここでは東京いずみ学校の「2018年度終業式」と「2019年度入学式」が行われていた。
東京いずみ学校は全貞善校長先生による在日朝鮮族2世の子供達にハングルを教える為に2008年に設立された学校。当時は教室も教材もなく、各地域の公民館を転々としながら手作り教材で授業を続ける日々で苦労も多かったという。
しかしながら民族教育に熱い思いを抱いているボランティアの先生達が授業を継続させる為の献身的な努力により、韓国政府からハングル学校として正式に認定されただけでなく、「在外同胞財団」、「在外同胞教育振興財団」及び在日朝鮮族企業主などの積極的な支援を受け、今は安定した教室で毎月2回(土曜日)の授業を行っている。
この学校では韓国語、中国語、英語など言語教育のみならず、多様な韓中文化が体験できるとの特徴は徐々に多くの保護者から関心が集まり、2018年には登録受講者数が217名までに昇っている。
この日は修了生47人、新入生42人、保護者達、そしていずみ学校の発展に各面から協力と応援を惜しまなかった「ワールドオクタ 千葉支部」、「在外同胞財団」、「在外同胞財団 東京韓国教育院」、朝鮮族企業及び各協会代表を含む約120人が一堂に集まった。
1年コースの修了生には修了証書が授与されて、学生代表による日中韓3ヶ国語の流暢なスピーチ披露もあった。ある修了生は韓国で行われた研修を通じて、韓国文化に強い興味を持つようになったと言い、ある新入生は将来外交官になる為いずみ学校への入学を決意したと述べた。
特に保護者代表のスピーチには強い感銘を受けた。日本で生まれ育ち、日本文化のみなじみ深くなっていく子供たちを見ながら、私たち民族の言語も必ず身につけてほしいとの使命感や不安感に駆られている中、いずみ学校と出会いはまさに光であり、希望だったようだ。そして何よりもいずみ学校で同じ同胞の子供達が集まって韓国語を勉強する時間は子供自身にとってもわくわく楽しいことに違いないという。
また、いずみ学校の授業を終えて家に帰って来た子供達から外では日本語を、家では韓国語を使おうと提案されたり、祖父母と積極的に韓国語でコミュニケーションを取る姿など、自ら韓国語を意識していく姿が何よりほほえましかったという。
子供三人をいずみ学校の授業に毎回参加させている母親からは、ボランティアの先生たちはいつも欠かさず授業の準備をして待っているので、無条件で子供を学校に連れて来ていると目を潤ませながら応援メッセージを送ってくれた。いずみ学校の生徒は東京だけでなく、近隣の千葉県、埼玉県、神奈川県から1時間半以上電車を何回も乗り継ぎながら通学する子供たちも少なくないという。
2019年度の新学期も年齢と語学レベルに応じて幼児クラス、小1クラス、小2クラス、小3クラス、そして韓国語能力試験(TOPIK)及びハングル能力検定試験に備えた強化クラスなどに編成するという。文体活動としてはお花見、母国訪問サマーキャンプ、豆満江国際青少年詩画展、韓国予備教員養成、韓国伝統文化体験、国際紅白歌謡伝、韓国語学校スピーチコンテスト、学芸会なども計画している。
いずみ学校は使命感と情熱溢れるボランティア教師陣によって運営されており、今年は教師が15人に増え、より正規的でより上質を目指す文化言語教育を進める方針だという。
10年程に渡る女性会及びいずみ学校の運営を全力で携わってきた全貞善校長先生は、このすべては次世代の子供達に私たちの民族のルーツを理解し、伝統を継承させていく為のものであり、今後は子供達の中で民族的自負心を持つグローバル的な次世代リーダーが誕生するだけでなく、ひいては在日朝鮮族社会の発展と明るい未来が期待されると微笑みを浮かばせた。
11年目新学期の授業は3月2日からスタートする。
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