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韓国尹大統領の支持率34%…2カ月連続で30%台中盤

前回調査比2%ポイントの下落

国の尹錫悅大統領の国政支持率が34%となり、前週より小幅の下落となった。

国ギャラップが131日から22日まで、韓国の満18才以上の男女1001人を対象に調査した結果、尹大統領の職務遂行に対し、肯定的な評価は34%、否定的な評価は56%となった。前回調査から、肯定的評価は2%ポイント下がり、否定的評価は1%ポイント上昇した。

尹大統領が現在、「よくやっている」と答えたのは与党の「国民の力」の支持層(75%)と70代以上(61%)で目立った。その一方、野党の「共に民主党」の支持層(86%)と40代(74%)などからは「よくやっていない」という答えが圧倒的だった。政治性向別での職務肯定率は、保守層57%、中道層27%、進歩層15%だった。

大統領の職務遂行を肯定的に評価した人に対し、その理由を尋ねた結果、「外交」(13%)、「公正/正義/原則」(8%)、「経済/国民生活」、「決断力/推進力/底力」(各6%)、「国防/安保」、「労組対応」(各5%)、「不正腐敗・汚職の摘発」、「市民政策/福祉」、「全般としてよくやっている」、「前政権克服」、「変化/刷新」(各4%)となった。

職務遂行を否定的に評価した人は、「経済/国民生活/価」(15%)、「外交」(14%)、「疎通不足」、「独断的/一方的」(各7%)、「経験・資質不足/無能」(6%)、「発言が不注意」(4%)、「全般的によくやっていない」、「統合・協治不足」、「市民政策/福祉」(各3%)などの理由を上げた。今週の否定的評価の理由からは、物価上昇などの経済面への言及が目立った。

大統領職務肯定率は、昨年の就任直後は50%台だったものの、8月初と9月末の2回に渡り24%まで下がり、1011月には平均29%に留まっていたものが、12月に入り上昇している。肯定率は2カ月連続で30%台中盤、否定率は50%台中盤となった。

党支持率は、「国民の力」が2%ポイント下げた35%、「共に民主党」が2%ポイント上昇の34%、支持する政党のない無党派層は26%、「正義党」5%の順だった。

今回の調査の誤差範囲は95%の信頼水準から±3.1%ポイント。無線(95%)と有線(5%)の電話面接方式で行なわれ、応答率は8.7%だった。

詳しい内容は中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

翻訳:水野卓
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