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北朝鮮、「全ての通信網完全遮断」…韓国に通知

픽사베이

‐連絡事務所、軍、大統領府間の全ての直通連絡線遮断
‐北「南朝鮮と対座する事も論議する事も無い」

北朝鮮が9日12時から南北間の全ての通信連絡線を完全に遮断すると発表した。

朝鮮中央通信はこの日、「2020年6月9日12時から、北南共同連絡事務所を通じて維持して来た北南当局間の通信連絡線、北南軍部間の東・西海通信連絡線、北南通信試験連絡線、朝鮮労働党中央委員会本部庁舎と韓国大統領府間の直通通信連絡線を完全に遮断、廃棄する」と伝えた。

また今月8日に開かれた対南事業部署による総和会議で、金英哲朝鮮労働党副委員長と金与正第1副部長が「対南事業を徹底して対敵事業に転換しなければならないという点を強調した」と、「背信者らとゴミどもが犯した罪の対価を正確に計算するため、段階別の対敵事業計画を審議し、先ずは北南間の全ての通信連絡線を完全に遮断する事に対する指示を下した」とも伝えている。

更に「南朝鮮当局とこれ以上対座する事も論議する問題も無いという結論に到達した」と、「この度の措置は南朝鮮との一切の接触空間を完全に閉鎖し、不必要な物は無くす事を決心した最初の段階の行動」だと報じた。

実際、同日の午前、開城の南北共同連絡事務所、軍通信線、商船公共網連絡を通じた韓国からの連絡を北朝鮮は一切受けていない。韓国政府も、各チャンネルを通じて北朝鮮に連絡をしたが、北朝鮮はこれを受けなかったと発表した。

翻訳:水野卓
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