日韓両首脳、日本製ビールと韓国製焼酎で親交深める

(写真は首相官邸を訪問して記念撮影をしている岸田首相と尹錫悅大統領。韓国大統領室のホームページから)
−岸田首相、訪韓時にも親交の席が続くことを期待
−尹大統領、在任中に最も良い日韓関係を築くとの意志示す
岸田首相が韓国の尹錫悅大統領と16日、首脳会談後に開かれた親交の席で日本製ビールと韓国製焼酎を飲み、日韓両国の友好関係をアピールした。
韓国大統領室によると17日、岸田首相と尹大統領は16日午後9時15分、老舗洋食店「煉瓦亭」でひと時を過ごし親交を深めた。両国首相は通訳のみを帯同した席でビールと焼酎を飲み、オムライスなどを食したと伝えられている。この席で岸田首相が「日韓友好の味は本当に美味しい」との言葉を口にしたことも分かった。
岸田首相と尹大統領の親交の席は終始明るい雰囲気のまま進んだとみられる。両国首相は虚心坦懐に言葉を交わし、尹大統領が「1965年に日韓国交回復が成されたが、在任中に最も良い日韓関係を築きたい」との意志を示したと伝えられた。
尹大統領の意志を汲んだ岸田首相が「尹大統領の率直な姿に様々な思いを抱いた」との言葉と共に、「日韓関係が更に良くなることを期待する」との趣旨の会話を交わしたことも分かった。また、岸田首相の訪韓時にも同様の席が続くことを願っていると伝えたことも分かっている。
両首脳の親交の席の前に、岸田首相夫妻と尹大統領夫妻は銀座の「吉澤」で夕食会を開いた。「吉澤」はすき焼きで有名な日本料理店。
「吉澤」で先に待っていた岸田首相は入口まで行って尹大統領夫妻を迎え、両国首脳はその場で婦人を伴っての記念撮影を行なった。夕食会の席は掘りごたつの部屋で、夫妻と共に通訳4人が入室した。岸田首相夫妻と尹大統領夫妻は夕食会の席でも記念撮影を先に行なってから食事を始めた。
日本は実務訪問賓客には通例として首相官邸で関係者同席のもと首相主催の夕食会を行なう。しかしこの日の夕食会は尹大統領夫妻との親交を深めるため、2対2の婦人同伴形式で行なうとしていた。
両国首脳は16日午後10時6分頃、「煉瓦亭」を出て1日の日程を終えた。
翻訳:水野卓
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