三菱UFJ銀行は、生命保険会社からの出向者の受け入れを原則廃止する方針を決定した。金融庁が、保険会社と銀行間で癒着が生じ、顧客への特定商品の優遇販売を招く恐れがあるとして問題視したためだ。大手銀行でこうした対応は初めての事例で、今後他行にも波及する可能性がある。
三菱UFJ銀行はこれまで、銀行業界最多となる約200人規模の出向者を生保各社から受け入れてきたが、販売・営業に直接関与していた出向者については、今後は認めないことになる。
出向元となっている保険会社側でも見直しが進み、日本生命保険や第一生命保険が、販売促進を目的とした銀行への出向を取りやめる方針を固めている。
最も多くの出向者を三菱UFJ銀に送り込んでいたのは、外資系のプルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命(PGF生命)で、同社の出向者数は百数十人規模に及ぶ。PGF生命は、銀行窓口を通じて米ドル建て一時払い保険などを販売してきた。
なお、三菱UFJ銀に現在出向中の職員は、大部分が出向元の生保に戻るか、同行への転籍が検討されており、転籍に伴う給与低下への緩和措置なども一部検討されている。













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