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護衛艦「いせ」「すずなみ」が令和7年度IPD25任務に出発

防衛省・海上自衛隊は16日、令和7年度インド太平洋方面派遣(IPD25)として、第3水上部隊を構成する護衛艦「いせ」(DDH-182)と「すずなみ」(DD-114)が日本を出国したと発表した。

IPD25は、4月21日から11月21日までの期間、インド太平洋地域の各国海軍との共同訓練や交流活動を中心に展開される。今回の派遣任務の指揮は第4護衛隊群司令・夏井隆海将補が執り、「いせ」と「すずなみ」の2隻が中核を担う。

第3水上部隊は今後、米国とフィリピンが主催する多国間共同訓練「バリカタン25」、国際海洋防衛装備展示会(IMDEX 2025)、日米印豪共同訓練「マラバール25」などに参加し、各国海軍との戦術技量向上、相互理解促進、信頼深化を図る。

また、「いせ」と「すずなみ」は派遣期間中にオーストラリア、インド、シンガポール、インドネシアなどを訪問する予定で、各国海軍との艦艇相互訪問や合同訓練を通じて人的交流や連携強化を進める方針だ。

海上自衛隊は、IPD25の活動を通じて地域の平和と安定、海洋秩序の維持に主体的に取り組む姿勢を示し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け積極的な貢献を継続するとしている。

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