防衛省は、サイバーおよびデジタル安全保障分野における国際協力の強化に乗り出している。統合幕僚監部は、7月22日から23日にかけてシンガポールで開催された第3回「デジタル・ディフェンス・シンポジウム（Digital Defense Symposium）」に、白井亮次防衛計画部長と坪倉大吾指揮通信システム官（サイバー担当）が出席したと発表した。
本シンポジウムは、各国の国防当局関係者がデジタル・セキュリティやサイバー政策について議論する国際的な場として、2023年から毎年開催されている。
シンポジウムでは、坪倉指揮通信システム官が「効果的なデジタル部隊の構築」をテーマにしたパネルディスカッションに登壇し、防衛省・自衛隊におけるデジタル・サイバー領域の取り組みについて発表。各国の参加者と積極的な意見交換を行った。
また、白井部長および坪倉官は会期中、複数の国・機関の関係者と個別に会談し、デジタル・セキュリティに関する情報や認識を共有した。防衛省は今回の参加を通じて、サイバー戦力の強化とデジタル基盤を軸とした国防体制の国際的な連携を一層深める方針だ。
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