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自民党、「両院議員懇談会」で総裁の進退を巡り激論 辞任要求が多数派に

自由民主党は7月28日、東京の党本部において「両院議員懇談会」を開催し、参議院選挙の敗北を受けた党執行部の進退について、約4時間にわたり議論を交わした。会合では衆参あわせて63人の議員が意見を述べ、党内の意見の分裂が鮮明となった。

ある出席議員の分析によると、発言した議員のうち43人が石破総裁の辞任、あるいは早期の総裁選挙の実施を求めた。一方で、現執行部の続投を主張したのは7人、残る13人は明確な立場を示さなかったか中立的な意見を述べたという。

こうした批判の背景には、石破総裁が参院選直前に「与党過半数は必達目標」と明言したことがある。複数の議員が、総裁自身の発言に対して政治的責任を取るべきだとして、辞任を強く求めている。

一方で、石破総裁の側近議員などからは「自民党はリーダーを引きずり下ろす文化ではなく、自ら判断するのが伝統だ」として、冷静な対応を求める声も上がっている。

石破総裁本人はすでに7月25日にSNS上で自身の考えを公表しており、党内の意見を踏まえて最終的な判断を下すとみられる。

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