総務省が発表した2024年の通信利用動向調査によると、スマートフォン、SNS、クラウドサービスの利用が全世代・全産業で一層浸透し、拡大している実態が明らかになった。
スマートフォンの利用については、インターネット接続端末としての使用率が全体で7割を超えた。特に60代では約8割がスマートフォンを使用しており、70代でも約半数が利用している。高齢層への普及が進んでいることがうかがえる。
SNSの利用では、動画共有サイト「YouTube」の利用率が全体の約9割に達し、全年代で広く活用されている。短文投稿型SNS「X(旧Twitter)」については、約半数が利用しており、依然として高い存在感を示している。
企業におけるクラウドサービスの導入も顕著だ。クラウド利用率は過去10年でおよそ倍増し、2024年には約8割の企業が導入している。主にファイル保管やデータ共有、スケジュール管理など業務のさまざまな場面で活用されており、企業の業務効率化に寄与している。
総務省は、今後もデジタル技術の利活用が社会全体の基盤を支えるものとして、一層重要になるとみている。













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