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護衛艦のオーストラリア輸出 技術・相互運用性が評価

防衛省で記者会見に臨んだ中谷元防衛相は、オーストラリア海軍が導入を予定する次期フリゲート艦について、豪政府から日本の護衛艦を採用する方針が伝えられたと発表した。「日本の高い技術力への信頼と、自衛隊と豪軍との相互運用性が評価された証しだ」と歓迎した。

オーストラリアのマールズ副首相兼国防相が4日夜に中谷氏へ直接連絡。三菱重工業が建造する海上自衛隊「もがみ」型護衛艦を原型とする新型艦を輸出し、2026年初頭の契約締結をめざして最終交渉を進めている。

輸出される新型艦は豪側と共同開発・生産する。中谷氏は「日本の艦艇能力の向上にも寄与し、安全保障上きわめて意義がある」と語り、同一装備によって「連携や運用の効果・効率性が高まる」と説明した。

今回の選定は三菱重工をはじめとする関連企業との連携で実現した成果であり、「官民一体でコミットした点が豪政府から高く評価された」との認識を示した。

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