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高市首相に韓国コスメとのり贈呈 李大統領「古代からの縁つなぐ」


韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は30日、慶州で行われた高市早苗首相との初の首脳会談で、韓国製のコスメと韓国のりを贈った。高市首相が就任会見で「韓国のりが好きで、韓国コスメも使っている」と語ったことに応えた形だ。

大統領府によると、贈り物は高市首相の発言を受けて選定されたもので、「好感を込めた文化的な交流の象徴」として準備されたという。韓国メディアでもこの発言は親しみを込めて取り上げられ、両国関係の柔らかい雰囲気を演出したと報じられている。

一方、高市首相からは李大統領の故郷・慶尚北道安東市と姉妹都市関係にある鎌倉市で作られた碁石が贈られた。囲碁愛好家として知られる李大統領に合わせた選択で、互いに「心を込めたプレゼントの交換」が行われた。

李大統領は会談で、高市首相の就任会見での日韓関係重視の発言に「全面的に共感する」と応じたうえで、「韓日両国は数千年前から文化と人の交流を続けてきた。ここ慶州は、首相の故郷・奈良のように古代東アジア交流の中心地だった」と語りかけた。

今回の会談は、両国関係改善を象徴する象徴的な場面として注目を集めた。文化や人への敬意を込めた贈り物のやり取りは、政治を越えた信頼醸成の第一歩として評価されている。

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