韓国スタバの集団感染に世界が注目する理由…「コロナ予防にマスクが一番効果的」

‐来店客集団感染の中、マスク着用のスタッフは感染せず
韓国京畿道坡州市にあるスターバックスで発生した新型コロナウイルス集団感染の事例が海外で注目されている。海外メディアは多数の感染者が発生したにも関わらず、マスクを着用していたスタッフは全員感染を免れた点に注目した。
現地時間25日、米国のビジネスインサイダーやフォーチュンなどはソウル近郊の坡州市にあるスターバックスで起きた集団感染の事例を伝え、マスク着用の重要性を強調した。
今月8日、集団感染のきっかけになったとみられる新型コロナウイルスの感染者が同店の2階席で2時間半程過ごした後、同じ階にいた来店客27人が陽性判定を受けた。
この感染者は当時エアコンの下に座っており、マスクをしていなかった事が分かっている。またほとんどの来店客がマスクをしていなかったという。
一方でマスクを着用し、店舗で勤務していたスターバックスのスタッフ4人は全員陰性判定を受けている。スタッフは随時2階席に出入りしていたが、感染は免れた。
この事例は、新型コロナウイルスが密閉された室内空間でどれだけ早く拡散するかを証明すると同時に、マスク着用が感染する可能性を下げる方法である事を示している。
フォーチュンは「マスクが感染から100%守ってくれる訳ではないが、マスクより効果的な物は無い」との昌原ファティマ病院のマ・サンヒョク医師の言葉を紹介した。
また別の海外メディアは韓国スタバの事例と共に、米国など一部の国で発生しているマスク着用に対する抵抗や誤った情報を憂慮しながら、「スターバックスの事例はウイルス伝播を最小化出来る方法が何なのかを証明する例」だと伝えている。
翻訳:水野卓
Copyright © The financial news japan. All rights reserved.