北朝鮮「日本が核保有の夢を見て、仏から核物質大量輸入」と非難

‐北朝鮮「日本、再侵略の道突入、復讐主義の野望を成し遂げようとしている」
北朝鮮外務省は16日、日本政府に対し「必要以上に核物質を備蓄しており‘核保有‘を夢見ている」と非難した。
北朝鮮外務省はこの日、日本研究所の研究員ミン・ギョンム氏名義でウェブサイトに掲載した文章で「日本が最近、仏からプルトニウムとウランを混合したMOX燃料を大量に輸入している」と主張した。
また「日本は過去にも複数の国家から純平和的核利用に必要な量を超過したプルトニウムを搬入している」と、「必要以上の核物質備蓄は何を伝えているか。日本政府は原子力技術とプルトニウムを軍事目的に利用しようとの企みを事あるごとに覗かせて来た」と述べている。
更に「日本はその気になれば、今の技術でいくらでも核兵器を製造、保有が可能というのが世間の評」だと、「日本の政界で‘非核三原則‘の再検討が必要だとする主張や、米国との‘核共有‘について議論すべきとの声が公になっているのは偶然ではない。日本はまさに核保有を夢見ている」と指摘した。
北朝鮮外務省は「日本が核物質備蓄に余念が無いのは、今後核兵器を保有、利用し、再侵略の道に突入して復讐主義の野望を成し遂げることに目的を置いているから」だと、「日本が核兵器を持てば、再び地域の平和・安定を破壊し、人類に大きな災厄をもたらさないという保証はどこにも無い」と付け加えた。
日本の「非核三原則」は1967年に佐藤栄作首相が「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」と宣言し、国際法としての効力を認めており、現在まで有効となっている。
しかし今年7月8日、参議院選挙の遊説中に死亡した安倍晋三元首相は2月27日、ソ連崩壊後にウクライナ、カザフスタン、ベラルーシなどが核兵器保有を放棄した代わりに米国、ロシア、英国が主権と安全保障を約束した1994年の「ブタペスト宣言」に言及、「あの時、一部の戦術核を残していたらどうなっていたかとの意見もある」と、核共有について「日本も様々な選択肢を考えて議論するべきだ」と主張し、大きな論争を呼び起こしている。
翻訳:水野卓
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