米国株式市場は9月4日、まちまちな動きで取引を終了した。ダウ平均は38.04ドル高の40,974.97ドルで終えたが、ナスダックは52.00ポイント安の17,084.30となった。
半導体セクターの下落により、寄り付き後は軟調な動きが見られたが、7月のJOLT求人件数が予想を下回る結果となり、大幅利下げへの期待が強まると、買い戻しの動きが広がり一時上昇に転じた。しかし、アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁が労働市場の混乱リスクに言及し、早期の利下げを促す発言があったほか、連邦準備制度理事会(FRB)が発表したベージュブックで景気の緩やかな減速が示されたことから、警戒感が広がり、上値は限られた。
セクター別では、自動車・自動車部品が上昇。一方で、エネルギーセクターは下落した。
個別銘柄では、半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が、競合のエヌビディア(NVDA)からAI専門家を採用したとの報道を受けて上昇。対照的に、エヌビディアは司法省から反トラスト法に関する調査のための召喚状を受けたとの報道で続落したものの、文書提出命令は受けていないと否定し、下げ幅を縮小した。
小売業界では、ダラーツリー(DLTR)が競争の激化や消費低迷を背景に通期売上見通しを引き下げ、大幅に下落した。また、スポーツ用品小売りのディックス・スポ―ティング・グッズ(DKS)は第2四半期決算で予想を上回る結果を出したが、通期見通しが期待に届かず売られた。
他には、鉄鋼大手のユナイテッド・ステイツ・スチール(X)が、日本製鉄による買収計画をバイデン政権が阻止する準備を進めているとの報道を受け、大幅に値を下げた。一方、百貨店のノードストロム(JWN)は創業者家族が買収を提案し、非公開化を模索していると報じられ、軟調な動きとなった。
さらに、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は取引終了後に四半期決算を発表。AI需要の増加で見通しを引き上げたが、AIサーバービジネスの利益率が低調で、時間外取引では売られている。













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