天皇徳仁、皇后雅子、長女の愛子内親王ら皇族が1月2日、皇居・宮殿のベランダに立ち、新年一般参賀に訪れた人々にあいさつした。天皇は新年にあたり、災害や社会的困難に触れながら、国民一人ひとりへの思いを語った。
天皇は参賀者を前に、昨年各地で発生した地震や豪雨、山林火災に言及し、「日々の生活で困難に直面している人々に思いを寄せている」と述べた。その上で、「さまざまな困難が予想されるが、穏やかで良い一年となることを祈る」と語り、会場からは大きな拍手が送られた。
この日の一般参賀では、皇族が複数回に分かれてベランダに立ち、国民の祝意に応えた。午前の回には上皇明仁、上皇后美智子も姿を見せた。今回が一般参賀初参加となったのは、昨年9月に成年を迎える儀式を終えた悠仁親王で、参賀者の注目を集めた。
前日の1日には、天皇、皇后らが皇居で三権の長から新年のあいさつを受けた。天皇はこの席で、国民の幸せと国の発展を祈る気持ちを伝えた。また、宮内庁を通じて発表した新年のメッセージでは、国内外で続く自然災害や物価上昇、世界各地の軍事衝突に触れ、「日本と世界の人々が希望を持って前に進める年になることを願う」とした。
さらに、2025年が戦後80年に当たることに言及し、「これまで歩んできた道のりを将来に伝えていく重要性を改めて感じた」と表明。世界で続く武力衝突に心を痛めつつ、対話の積み重ねによる相互理解と協力への期待を示した。
宮内庁によると、2026年は東日本大震災から15年の節目に当たることから、天皇、皇后が3月から4月にかけて宮城、岩手、福島の3県を訪問する方向で調整している。また、同年秋には熊本地震から10年となる熊本県訪問も検討されている。













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