BTSにパリの夜熱狂…文大統領はRMを抱擁で激励

韓・フランス文化交流行事の「韓国音楽の響き−韓仏友情コンサート」で文在寅大統領と写真撮影したBTS(防弾少年団)/BTSのインスタグラムより
BTSにパリの夜熱狂…文大統領はRMを抱擁で激励
-パリで韓仏友情コンサート開催
フランス国賓訪問2日目の文在寅大統領は14日、金正淑(キム・ジョンスク)婦人と共に、パリにある13th Art Theaterで開かれた韓・フランス文化交流行事の「韓国音楽の響き−韓仏友情コンサート」に参席した。
「K−POPの記録を再び塗り替えている防弾少年団(BTS)の舞台です」と司会者の言葉が発せられると、場内の雰囲気は一層盛り上がった。BTSの「DNA」のステージが始まると、観客の殆どが歓声を上げてスマートフォンでの撮影を始める中、金夫人も歓声を送りコンサートを楽しんだ。文大統領もまた、コンサートに集中している様子だった。
「DNA」のステージが終わった後、BTSのリーダーRMがフランス語での挨拶をすると、再び歓声が沸き起こった。RMが「パリで両国の貴賓をお迎えして、意味深い行事に参加出来る事となり光栄」と挨拶した後、「IDOL」のステージを始めると、フランス側の招待客らも一斉にスマートフォンを取り出して撮影していた。文大統領の右側に座っていたフランス体育部長官は、親指を上げて歓呼する事もあった。
防弾少年団のステージを最後に、この日参加した全てのアーティストが舞台に登場して挨拶した。文大統領はアーティストらに近づきそれぞれに握手を求めた。文大統領夫妻はRMを抱擁で激励し、一部メンバーらは頭を下げて大統領夫妻に挨拶していた。
韓国大統領府は今回のコンサートについて、「K−POPに接したフランスの若者らが、その後に映画や韓食、伝統文化を経験するケースが多く、フランス国内での韓国文化底辺拡大に寄与する、代表的な韓流コンテンツとして位置付けている」と明かした。
韓国とフランスは修好130周年を契機に、2015年9月から2016年12月まで推進した「2015〜2016韓仏相互交流の年」を通じ、多様な文化交流事業を進行した。この日のコンサートは、文大統領のフランス国賓訪問を契機に両国の文化交流支援として行われた。
コンサートには、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長や尹琮源(ユン・ジョンウォン)経済首席など韓国大統領府の人物と、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官や兪英民(ユ・ヨンミン)科学技術情報通信部長官など韓国政府の人物、洪錫炫(ホン・ソクヒョン)韓仏クラブ会長、金道然(キム・ドヨン)浦項工科大学校総長、ネイバーの李海珍(イ・ヘジン)グローバル責任投資者(GIO)の他に、フランス現地の政財界人と文化芸術界の関係者ら400人が参席した。
翻訳:水野卓