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“並ばない万博”のはずが…大阪万博、当日券交換に徹夜の列

大阪・関西万博の会場で27日、未使用入場券の当日券への交換が始まった。午前6時15分ごろには正午入場分の受付が締め切られるほどの盛況で、前夜から徹夜で並ぶ来場者も相次いだ。「並ばない万博」を掲げてきた運営方針とは裏腹に、現場には疲労と不満の声があふれた。

神戸市垂水区から小学6年生の長男と訪れた主婦(38)은「始発で来るつもりが、未明に下見したらすでに列ができていた。急きょ野宿することにした」と話す。家族4人で夏休みに来場予定だったが、猛暑を避けている間に予約枠が埋まり、今回は「賭けのつもりで来た」という。長男は「眠いけど楽しみ」と笑顔を見せた。

岡山市から妻と子ども2人を連れて車で来場した会社員(50)은「午前1時ごろ着いたが、すでに人が並んでいた」と説明。「この方法しかないのだろうが、『並ばない万博』はどこへ行ったのか」とため息をついた。

また、兵庫県西宮市の女性(51)은「午前4時に出発し、ぎりぎり正午入場分に間に合った」と述べた。そのうえで「交換可能枚数や受付終了時間が明示されていない。列の途中で『ここまでの人は入れる』といった案内もなく、不親切だ」と不満を漏らした。

会場では子ども連れや遠方からの来訪者も目立ち、期待とともに疲労の色がにじんだ。開幕から注目を集める大阪万博だが、当日券運営をめぐっては来場者への丁寧な情報提供や混雑緩和策が急務となっている。

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