自民党と日本維新の会が国会内で共同歩調を取る院内会派に、改革の会所属の守島正、斉木武志、阿部弘樹の3衆議院議員が新たに加わった。1日午後、国会内の自民党幹事長室で両党幹部が手続きを進めた。
院内会派の結成は自民党への入党を意味しないが、国会での議決行動において与党と歩調を合わせることになる。現状の衆議院勢力は自民196、維新34。この3名の合流により与党系は233議席となり、過半数を上回る体制を確保した。
衆議院では憲法上、予算案など一定の議決に優先権があり、過半数の維持は政府・与党にとって安定的な国会運営の前提となる。関係者によれば、高市政権発足後から水面下で慎重な協議が続けられ、今回の合流で一連の調整が一区切りを迎えたという。
当事者の一人は「ようやく形になり、胸をなで下ろしている」と語った。多忙な国会日程を終えた関係議員らは、この日夜に地元・多治見市で開かれる自民党後援会の懇談会へ向かった。













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