ネットフリックスの成功理由は「現在より高い未来の成長可能性」

ネットフリックスの成功理由は「現在より高い未来の成長可能性」

「私たちは世界で最も優れたストーリーに投資する。アジアに注目する理由もそこにある。特に韓国で製作されるオリジナルのコンテンツ『キングダム』は世界で人気を集めると思っている」

米動画配信大手のネットフリックス(Netflix)のリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)は8日、シンガポールで行われたネットフリックスの新作紹介イベント「See What’s Next: Asia」の冒頭に登場し、韓国で制作されたネットフリックスオリジナルドラマ「キングダム」の成功を自信した。

ネットフリックスの新作紹介イベントがアジアで開催されたのは今回が初めて。ネットフリックスは最近、アジアを注目し、大規模な資金を投資している。メディアなどによると、オリジナルコンテンツを制作する際には日本や韓国などのアジア市場を念頭に置いて計画を立てている。

ヘイスティングス氏は同イベントでネットフリックスの現在と未来について説明した。約30年前に郵便でDVDをレンタルしていたネットフリックスが世界最大のインターネット・エンタテインメントサービス・フラットフォームとして成長した過程を語った同氏は、ネットフリックスが成功した理由について「ユーザーが好きな時間に観られるオンデマンド」、「個々人の好みに合わせたパーソナライゼーション」、「インターネットを通じて世界の視聴者を一つにするコンテンツのグローバル共有」の3つを挙げた。

同氏は「120年前に映写機が発明されると、人々は演劇から映画に移っていって、約60年間に渡って映画産業が世界を支配した。その以降はテレビという凄い発明品が登場し、人々は60年間お家で映像を見るようになった」とし「インターネットという新しい革命によって以前の技術が発展・拡大する時期があった。その過程の中で、更に良い方式で動画を観られるフラットフォームとして登場したのがネットフリックスだ」と説明した。また「ネットフリックスの登場は、映像メディア産業から見ると、逆らえない時代の流れだった」と強調した。

ネットフリックスが米国市場にとどまらず、事業を世界へ拡張できるようになったきっかけは「カナダ進出」から始まった。ヘイスティングス氏は「最初は、DVDなしのインターネットストリーミングだけで事業を成長させられるかという疑問があったが、試演のように事業を始め、大成功を成し遂げた。それで素早く市場開拓へ乗り出さなければならないと決心した」とし「各国のコンテンツ・ライセンス過程を経て、今から2年半前の2016年、中国を除く世界190カ国の消費者にネットフリックスを配信できるようになった」と語った。

同氏は「ネットフリックスは、現在より未来の成長可能性が高い」と自信した。その根拠として「現在1億3700万人の会員を保有しているが、ユーチューブ(YouTube)は私たちより7倍も多い無料視聴者を持っている」と説明しつつ、「この点から、潜在的視聴者は依然として多いと判断している。これが、私たちが米国やヨーロッパ市場を越えてアジア市場に注目する理由で、アジア地域のストーリーに更に投資していく方針だ」と述べた。

同氏は「米国やヨーロッパ以外に韓国、日本、タイ、インドなど世界の優れた創作者らの多様なコンテンツを個人が好きな時に観ることができるようにする、個人に最適化されたエンタテインメント経験を提供していく。また世界の人々を繋ぐ文化のプラットフォームとしての役割も果たしていきたい」と語った。

翻訳:尹怡景

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