米商務省、スポンジチタン輸入と関する調査着手…86%が日本産

米商務省、スポンジチタン輸入と関する調査着手…86%が日本産
米商務省は4日(現地時間)、輸入されているスポンジチタンが国家安全保障に脅威になるかについて、調査に着手したと発表した。
スポンジチタンはヘリコプターの翼(ローター)、戦車の甲鉄板、戦闘機の機体とエンジンなど防衛産業品に広く使われる重要な素材。米国のスポンジチタン輸入規模は2017年基準で2億800万ドルで、そのうち86%が日本からの輸入だ。
海外メディアは、「昨年9月にトランプ大統領と安倍晋三首相の会談後、日米貿易交渉の本格稼動を控えた中で、米国の対日本圧力が強まっている形だ」と分析している。
また「中国との貿易交渉が最終段階に入ったと判断したトランプ政権が今後、その矛先を欧州と日本などの同盟国にも向け始めた」との意見も聞こえている。