クジラに飲み込まれた男性、助かった理由は?

クジラに飲み込まれた男性、助かった理由は?
ダイビングをしていた50代男性がクジラに飲み込まれそうになった事件が発生した。
オーストラリア・News.com.auなど海外メディアは最近、南アフリカ共和国・ポートエリザベス近くでダイビングツアーをしていたライナー・シェイフ(51)さんが巨大なニタリクジラに飲み込まれたが、無事に生還したと報じた。
この日、シェイフさんは二人の仲間と一緒にシュノーケリングをしていた。サメの姿を撮影しようとした瞬間、巨大な何かがシェイフさんを襲った。
シェイフさんは「周りが真っ暗になり、お尻に圧力を感じた。クジラに飲み込まれたことに気付いた」とし、「恐怖を感じる時間もなかった。飲み込まれた瞬間、本能通り行動した。クジラが深海で吐き出すことを予想し息を止めた」と当時の状況を語った。
幸にもクジラはすぐにシェイフさんを吐き出し、彼は助かることができた。
大きさが15m以上のニタリクジラは大西洋、インド洋、太平洋など世界のあらゆる海に生息している。ニタリクジラは主にオキアミ、プランクトン、サバ、イワシなどを食べる。
シェイフさんを飲み込んだニタリクジラは普段食べていたものと違ったため、彼を吐き出したとみられる。
全てを見ていた仲間のダイバーは「クジラは人を食べない。私たちを攻撃したわけでもなく、ただの偶然だっただけ」と説明した。
シェイフさんは「もし私を飲み込んだのがサメだったなら、私は今ここにいないだろう」と安堵した。
翻訳:尹怡景