Galaxy S10の仮想通貨ウォレットが注目されている理由

Galaxy S10の仮想通貨ウォレットが注目されている理由

ブロックチェーン・仮想通貨業界でいま注目を浴びているのが、サムスン電子の最新スマートフォンGalaxyS10だ。サムスンがGalaxyシリーズの10周年記念として発表したGalaxy S10には、仮想通貨を安全に保管できる「キーストア」が搭載され、「ブロックチェーンウォレット」サービスが同時に利用できるためである。

ビットコインが登場して10年になるが、依然として仮想通貨は投資の対象にとどまっている。多くの企業が実生活での仮想通貨利用をビジョンとして掲げているが、実際のサービスはまだ不十分だ。

理由はいくつかあるが、最も大きいのはセキュリティの問題だ。仮想通貨は世界中のハッカーたちにとって格好の標的であり、取引所は連日のようにハッキング攻撃を受けている。仮想通貨保有者たちは日々不安と隣り合わせだ。

そんな保有者の不安を取り払ったのがGalaxy S10である。「キーストア」は、サムソンの誇るセキュリティシステムKNOXを活用して仮想通貨の秘密鍵を強力にプロテクトしてくれる。

Galaxy S10の「キーストア」と「ブロックチェーンウォレット」が期待されている所以はここにある。仮想通貨をスマートフォンに入れて持ち歩くことができれば、あとはその活用方法だけを考えればいい。利用者たちにとってスマホ決済は既に身近な存在となっているからだ。

コインダック社はGalaxy S10の機能と連動し、約1000カ所の加盟店で仮想通貨による決済サービスを導入している。またサムスン電子はこのように決済手段としてだけでなく、ゲームやSNSなどでも仮想通貨を活用できるよう複数の企業と提携を結んでいる。

Galaxy S10の売上は、今年だけで4000万台以上と見込まれている。もしそうなれば、仮想通貨ウォレットの利用者も一気に4000万人まで拡大するということだ。

スマートフォン世界トップ企業の試みは、他社の競争心にも火を付けた。アップルやLG電子、そしてファーウェイをはじめとする中国企業たちも、すぐに同様の機能を導入するものと見られる。競争が激化すればその分投資も増え、技術発展のスピードはさらに加速するだろう。

人々は仮想通貨を利用してタクシーに乗り、海外旅行に行き、公共料金を仮想通貨で支払う。そんな時代がすぐそこまで来ている。

ブロックチェーン業界では5月22日を「ビットコインピザの日」と呼んでいる。2010年に世界初となる仮想通貨決済が実現した日だ。しかし何年か後には、5月22日の代わりに3月8日が新しい記念日となるかもしれない。Galaxy S10の世界同時発売日、そして仮想通貨が大衆化への第一歩を踏み出した日として。

翻訳者:M.I

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