厚生労働相、韓国空港で暴行事件起こした幹部に「厳正対処」

厚生労働相、韓国空港で暴行事件起こした幹部に「厳正対処」
根本匠厚生労働相は22日、金浦(キンポ)空港で暴行事件を起こした同省の幹部に対し「事実関係をしっかりと把握し、厳正に対処したい」と明らかにした。同幹部は19日に泥酔状態で金浦空港国際線乗り場で航空会社の従業員に暴行を加え、韓国警察に立件された状態だ。
根本厚生労働相は同事件に対し「非常に遺憾」とし「事実関係を調査中」と語った。実際に厚生省は事実関係確認のため、韓国現地に職員を派遣している。
暴行事件を起こした幹部は武田康祐氏で、16日から4日間韓国を訪問していた。日本メディアによると、国家公務員が海外に行く時には届け出を提出する必要があるが、武田氏は出さなかったという。
韓国メディアによると、武田氏は19日に帰国するために訪れた金浦空港で職員に激怒し、足蹴をしたりして暴行をふるった。その模様は動画にもチャッチされ、日韓のネットは大炎上。特に「韓国が嫌い」「変な国だ」などの発言をしたことも伝えられ、さらに批判の声が上がっている。
職員に激怒した理由は、武田氏が酔っぱらっていることに気付いていた職員が搭乗を保留したからだという。空港側の通報で出動した韓国警察は、同氏の酔いがさめるまで待った後、同日に釈放した。
厚生労働省は翌日に武田氏を賃金課長から官房付に更迭した。