仏、米の関税賦課動きに反発

仏、米の関税賦課動きに反発
米国が欧州連合(EU)産の輸入製品に関税を課すことができるようになると、フランスが米関税に対抗する意思を表した。
フランスの財務長官は3日(現地時間)、「米国がエアバス紛争と関連する交渉を拒否した場合、EUは(米国産への)制裁で対抗する」と述べた。
世界貿易機関(WTO)が今月2日、欧州連合が航空機メーカーのエアバスに違法補助金を支給したとし、エアバス紛争で米国の肩を持った。したがって、米国はエアバス航空機に10%、ワインなどの酒類とチーズのような製品に25%の関税を賦課することができる。
ドイツのメディア、ドイツベレ(DW)は、フランス政府が報復関税を準備しているのは、フランスがエアバスの最大株主で、米国の関税による打撃が他のEU諸国よりも大きいものだからだと分析した。
一方、EUは昨年7月に米国に航空機補助金関連の紛争で停戦を提案したが、米国から肯定的な答えを得られずにいる。
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