サムスン電子、業績不振から脱出

サムスン電子、業績不振から脱出

サムスン電子が「不確実性」という伏兵を突き抜けて業績不振の沼から脱出した。市場では第3四半期のサムスン電子の業績について「アーニングサプライズ(驚きの実績)」という反応も出てきた。ただし、下半期実績改善はギャラクシーノート10などの携帯電話事業の活躍が大きく、半導体の中心の本格的な「V字回復」までは時間がかかるとみられる。

サムスン電子は8日、第3四半期の暫定業績発表を通じて売上62兆ウォン、営業利益7兆7000億ウォンを達成したと発表した。これは前四半期だった第2四半期と比べると、売上高は10.4%、営業利益は16.6%増加した数値。半導体事業の低迷で「アーニングショック」(実績衝撃)を記録した今年第1四半期(売上高52兆3900億ウォン、営業利益6兆2300億ウォン)の衝撃から脱したという分析が出ている。当初市場で予想した業績(売上61兆ウォン、営業利益6兆8000億〜7兆ウォン)も大きく上回った。

売上面でも、昨年第3四半期(65兆4600億ウォン)以来4四半期ぶりに60兆ウォン台を回復した。さらに半導体業況は、日本の輸出規制強化という悪材料で不確実性が高まっなったなかでも堅調な売上を維持し、サムスン電子の内部でも歓迎する雰囲気だ。

サムスン電子の内外では、第3四半期の業績改善についてギャラクシーノート10とギャラクシーAシリーズなどの携帯電話の販売好調のおかげだと分析している。また今年の経営低迷に陥ったサムスンディスプレイがサムスン電子、アップル、Huawei社などの主要な顧客の下半期の戦略スマートフォン発売競争で、中小型の有機発光ダイオード(OLED)の販売が急増し実績改善に一役買った。

サムスン電子の関係者は、「実績改善がはっきりとなっている」とし「市場では6兆ウォン台後半の営業利益を見込んでいたが、携帯電話や中小型ディスプレイなどのモバイル関連事業が好成績を収め、実績回復を導いた」と伝えた。

しかし、サムスン電子の実績の中枢である半導体はまだ底を抜け出せないことが分かった。第3四半期に半導体部門の営業利益が前四半期に続いて3兆ウォン台にとどまっていると観測されている。

半導体業界の関係者は、「最近、メモリ価格の下落の動きが多少落ち着いているが、まだ半導体の収益性は回復していないまま」とし「結局、サムスン電子が営業利益10兆ウォン台を回復するには、半導体市況がカギ。最近の在庫の減少とサーバー需要の増加などを考慮すれば、来年上半期頃には実績好転が期待される」と予想した。

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