イーサ流出事件の「アップビット」、サービス正規化が遅れる理由は?

アップビットのホームページ画面から

先月27日に約56億円規模のイーサリアムを奪取された韓国の仮想通貨取引所アップビットのサービス正常化が遅れている。事件発生後、すべての仮想通貨の入出金を中断したアップビットは現在、ビットコインの入出金のみ再開した状況。当初約2週間ほどで可能と予想していたサービスの正常化が遅くなり、利用者の不便は加重されている。アップビット側は仮想通貨の財布システムを全面改変するに時間が必要な状況だという。

■3週も過ぎたがサービスの正常化は“まだ”

アップビットはイーサリアム流出事件を利用者に告知する際、「仮想通貨の入出金が再開されるまで、少なくとも2週間程度の時間がかかると予想される」と伝えた。しかし、アップビットは3週が経ってもまだ入出金サービスを再開できずにいる。現在利用できるサービスは、今月4日に再開したビットコイン入出金のみ。

13日にまた告知を発表し「ビットコインのほか、仮想通貨の財布システムの改善作業を進めており、作業完了まで追加の時間がかかると予想される」と述べた。ただし作業にかかる予想時間については言及しなかった。

■一部の取引所と相場の差も…

アップビットのサービス正常化が遅くなり、利用者の不便は加重されている。現在アップビットはビットコインを除くすべて仮想通貨をネットワークに接続しない、いわゆる「コールドウォレット」に保管している。

ビットコインやウォンを入金して別の仮想通貨を購入することはできるものの、新たに仮想通貨が流入されないため、全体の取引量が限定的であるしかない。そのため、他の取引所との相場の違いもいくつか発生している。

アップビットの関係者は、「利用者の不便を最小化するために、まずビットコイン財布システムの交換を急ぎ、以降他の仮想通貨の財布システムの交換を進行中」とし「できるだけ早くサービス正常化のために努力しているが、再開時期はまだわからない」と伝えた。

一方、アップビットは韓国インターネット振興院(KISA)と協力しイーサリアム流出事件の原因を分析しているが、原因の把握には時間がさらに必要になると予想される。まだ外部のハッキングかインサイダーの犯行かも断定することができない状況だ。

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