中国メディア、「日中韓の連携強化で米影響を牽制」

写真は韓国大統領府ホームページから
日中韓首脳会議を契機に、3国間の連携をさらに強化しなければならないという主張が中国内で提起されている。
表では、3国間協力が域内の平和と経済協力の面でシナジー効果を高めることができるからだが、その一方、中国が北東アジア地域に対する米国の影響力を弱める手段として、米国の同盟国である日本と韓国を引き込む戦略という見解も出ている。
中国共産党機関紙の人民日報系の英語紙「グローバルタイムズ」は24日の論評で、日韓の首脳が中国を訪問し習近平中国国家主席と首脳会談を行ったことを伝えながら、「中日韓3カ国間の政治的信頼を強化することは、各国の主要な利益を増加させるのに役立つだろう」と強調した。
また、「ここ数年間、北東アジア地域では米国の干渉で葛藤が高まっている」と、米国の域内影響力拡大を警戒。中国の主導の経済秩序である東アジア地域包括的経済連携(RCEP)と日中韓自由貿易協定(FTA)の重要性を強調し、「3国間の連携強化は、米国を不快にさせるため、米国は3国間対話を妨げようとするだろう」と分析した。
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