「酷いシューズ」が大流行…ごつごつとした運動靴が18万円?

「酷いシューズ」が大流行…ごつごつとした運動靴が18万円?

ところどころ剥がれた感じのソールや接着剤が溢れ落ちたようなごつい見た目。誰かがわざと壊したかのようなスニーカーが普通のスニーカー10足分の高価で売られている。

誰かが長く履いていたようなこのスニーカー、実は新品だ。「フュージョンスニーカー」という名前のスニーカーは先月からフランスのファッションブランドMaisonMargielaが販売している。値段は1646ドル(約18万円)。

古くて擦り切れそうなデザインのスニーカーを高価の有名ブランドが次々と出している。いわゆる「アグリーシューズ」と呼ばれるものだ。言葉通り醜い履物で、世界中で人気を集めている。

イタリアのブランド、グッチも最近「ライトン・レザー・スニーカー」という名前のスニーカーを販売し始めた。スニーカの表面にわざと汚れをつけ、全体的にぼろけたデザインとなっている。値段は740ドル。日本円では約8万2千円となる。

アグリーシューズと言えば欠かせないブランドがフランスの「バレンシアガ(Balenciaga) 」だ。バレンシアガは去年「トリプルS」というスニーカーを売り出した。擦り切れたところにゴムのソールを付けたような分厚いソールが特徴で、11万円程度で入手できる。

「誰がこんなスニーカーを買うだろう」との疑問が生じるけど、これらの製品は高い人気を集め、飛ぶように売れている。多くの有名セレブが愛用している。

しかし、貧しいイメージをファッションとして活用してもいいのかについて、一部から懸念の声が出ている。

2016年イタリアブランドの「ゴールデングース」が出した5〜6万円台のスニーカー「ディストレスト・スーパースター・スニーカー」は“貧困盗用”だという非難を世界から受けた。このスニーカーの前には接着テープが貼られていて、ところどころに泥沼にはまり込んだような汚れがついている。

このスニーカーについては、当時SNSを中心に「貧困をバカにするファッション」「貧しい人を侮辱する製品」との批判が殺到した。その一方、ビンテージ・ファッションの一部であるとして擁護する声も多く見られた。ビンテージをコンセプトにした有名ブランドのパワーだ。

その後も多くのファンションブランドは酷いスニーカーを売り出し、今はファッションのトレンドになっている。しかし、さらにおしゃれになるために「わざと」壊した服や履物を高価で販売することについては依然として議論が続いている。

翻訳:尹怡景
info@fnnews.jp

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