「日韓対話」断絶期へ向かうか?…中断の可能性も

‐日本、「左手で殴りながら、右手で握手しようという話」と反応
‐韓国、第2弾としてGSOMIAカードも

韓国政府がWTO(世界貿易機構)紛争解決手続き再開の決定をしたのに続き、GSOMIA(日韓秘密軍事情報保護協定)終了カードも排除しない中、日本政府も両国間の対話中断の可能性を示唆した。日韓関係は当分の間、「対話断絶」期間に入るとみられる。

日本の経済産業省の幹部は韓国政府の提訴発表に対し「積み重ねて来た物が崩れる」と話した事を日本メディアが3日、報じた。また外務省のある幹部は韓国の今回の決定について「左手で殴りながら、右手で握手しようという話だ。矛盾している」と話した。WTOに提訴しながら、対話しようというのは矛盾しているという意味だ。

現在日本政府は、経済産業省と韓国産業通産資源部との対話中断の可能性については具体的な立場を明らかにしていないものの、対話中断の可能性も検討されている事が分かっている。

菅義偉官房長官は前日、韓国によるWTO紛争解決手続き再開後も日韓間の局長級政策対話を続けるかとの質問に「予断を持って答える事は差し控えたい」と明言を避けた。

韓国政府は高純度フッ化水素など半導体・ディスプレイの原材料3品目に対するWTO紛争解決手続きを再開するものの、これを含む別の包括的輸出規制であるホワイトリスト(輸出管理上の優遇措置)からの除外などについては日本側と対話を続けるという方針。このため、昨年11月に条件付きで延長したGSOMIA(日韓秘密軍事情報保護協定)カードも排除しないという立場だ。

韓国外交部のキム・インチョル代弁人は前日の定例ブリーフィングで、GSOMIA終了の可能性について問う質問に「慎重に検討されるべき事項であり、その様にする予定」だと、「昨年11月22日、”GSOMIAの効力をいつでも終了させる事が出来る”という前提の下で”終了通告”の効力を停止した状況」だと答えた。

日本は、韓国が米国との関係を考慮すれば容易にGSOMIAカードを切る事は出来ないとの見方を示しながらも、韓国が実際にGSOMIAカードを切るかについては神経を尖らせている。

翻訳:水野卓
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