「サーモン、コロナ感染と関係ない」…中国・ノルウェー両国が結論

サーモンが新型コロナウイルスの感染源だという濡れ衣を晴らした。ノルウェーと中国の両国は、サーモンは新型コロナの発病原因ではないと結論付けた。
17日(現地時間)、AP通信などによると、ノルウェーのインゲブリセン水産部長官はこの日、中国当局との会談後の記者会見で、「両国とも新型コロナの発病原因はノルウェー産の魚類によるものではないと結論付けた」と明らかにした。
また「中国のサーモン輸入中断と、サーモンをめぐる不確実性をすべて解消できるようになった」と強調した。
サーモンが新型コロナの感染源と疑われるようになったのは中国・北京での感染拡大以降。2ヵ月近く新規感染者が報告されなかった北京で、ここ1週間で約140人の感染者が出た。
感染源にサーモンが挙げられたのは、中国保健当局が最初の発病地である北京新発地卸売市場で輸入サーモンを切ったまな板からウイルスが検出されたと明らかにしたためだ。
中国メディアはこのような当局の発表を大々的に報じ、中国全域では輸入サーモンの不買運動が起きた。
北京の大型スーパーでもサーモンが消えた。 中国メーカーの欧州産サーモンの輸入中断も続いている。