ウーバー、IPO準備に拍車…３年ぶりに新CFOも起用

米配車大手ウーバー・テクノロジーズが約3年間空席だった最高財務責任者（CFO）を選任し、来年下半期に予定されている新規株式公開（IPO）の準備に拍車をかけている。

ウーバーは２２日、保険会社のワランティ・グループで最高経営責任者（CEO）を務めていたネルソン・チャイ氏を新CFOとして迎えたと発表した。チャイ氏は金融会社メリルリンチ、ニューヨーク証券取引所が運営するNYSEユーロネクストなどでCFOを歴任した経歴がある。

チャイ氏の新CFO就任と関連して、海外マスコミは、２０１９年を目標に準備しているウーバーの新規株式公開を本格的に推進しようとする意志だと分析している。企業価値が６００億ドル（約６兆７０００億円）以上と評価されているウーバーは、来年末に上場することを目指している。

チャイ氏もマスコミとのインタビューで「来年の上場を準備するにあたって、ダラ・コスロシャヒ氏（ウーバーの最高経営責任者）を支援する機会だと思う」と自身の役目を鮮明にした。

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