仏マクロン大統領、2度目のロックダウン宣言

ヨーロッパ、新型コロナに都市封鎖で強力対応

フランスのエマニュエル・マクロン大統領が現地時間28日、対国民演説で、30日からフランス全域に対する2度目のロックダウンを実施すると発表した。これは新型コロナウイルス感染再拡大の勢いが止まらず、強力な防疫措置が必要となった事によるもの。

BBCやフィナンシャル・タイムズなどの海外メディアによると、マクロン大統領は必須人員と医療従事者を除外した一般人の外出を禁止し、食料品購入や医療支援が必要な場合など一部の例外ケースでのみ外出が許されると話した。レストランやバーなどの非必須事業所は閉鎖となる。

しかし3月の時とは違い、学校や工場などは引き続き運営される事になった。フランスでは27日の1日だけで新規感染者が33000発生し、1日の死亡者数も4月以降で最多となっている。

マクロン大統領はフランスが「疑う余地なく第1波よりも深刻な第2波に見舞われている」と警告した。またこの日、フランス全域に生中継されたTV説でフランスが「感染病の急激な拡散に見舞われる」事を避けるためには、今すぐにでも「手荒くブレーキを掛けなければならない」と話した。

マクロン大統領は「ウイルスが最も悲観的な予測よりも、より急激なスピードで広がっている」と、現在、フランスにある病院の重症患者病床の半分が新型コロナの患者で埋まっているとも話している。

更に「今年の春同様に、仕事に行くとか、医師の診察目的でのみ外出出来る」と、「親戚などの手伝い、必需品の購入、近所の散歩のみが可能だ」と話した。

また集会は禁止されていると強調した。ただし公共サービスや工場の稼働は引き続き行なわれるとして、経済が「停止したり崩壊してはならない」と話した。

フランスに先立ちドイツも同様の措置を断行している。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、来月2日から30日まで1ヶ月間、食堂・バー・体育館などをはじめとする公共の余暇施設を閉鎖すると発表した。プロサッカーリーグのブンデスリーガも無観客で試合を行なう。

またメルケル首相は2週後に各首班らと面会し状況を判断、更に必要とされる措置があれば追加対応も辞さないと話している。

新型コロナウイルス感染症はヨーロッパ全域で急激に広がっている。国ではこの日、新たな感染者が24701発生し、310人が死亡した。既に夜間の通行禁止が実施されているフランスをはじめ、ヨーロッパ各国では夜間の通行禁止が施行されている。イタリアでは新たな感染症数が過去最多となり、スイスは追加防疫措置を断行した。

EU(ヨーロッパ連合)はEUレベルでの防疫措置を進め、イタリアやドイツなどで実施されている感染者追跡モバイルアプリケーションを27会員国全体に拡大する様、呼び掛けている。

翻訳:水野卓
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