韓国、高まる少子化への懸念…出生数が31カ月連続減少

韓国、高まる少子化への懸念…出生数が31カ月連続減少
―”人口絶壁”が現実化
韓国の出生数が31ヵ月連続で減少した。
22日に韓国統計庁が発表した「6月の人口動態」によると、昨年6月の出生数は2万6400人で、1年前の同月に比べ8.7%(2500人)減となった。
1年前の同月と比較した新生児数は、2015年12月から今年6月までの期間で、31カ月連続で減少を記録。今年の第2四半期(1~6月)における出生児数は8万2000人と、1年前より8.5%(7600人)の減少だ。
この期間の合計出生率も0.97人と、昨年より0.08人減り、また出産女性の年齢別出生率も同様に、30~34歳が7.5人、 25~29歳が6.7人とそれぞれ減少した。
出生数の激減に伴い、人口の自然減や生産年齢人口の比率が急激に落ちる”人口絶壁”が、予想よりも早い速度で進行するのではとの懸念が高まっている。
今年6月の死亡数は2万2600人で、昨年比の2.7%(600人)増加した。1~6月の期間で見ても、7万500人と昨年比の2.3%(1600人)増えている。また今年6月の婚姻件数は2万600件であり、1年前より7.6%(1700件)の減少であった。同月の離婚件数も8600件と、昨年比で4.4%(400件)減少した。
年齢別離婚率は、男性は30代と40代、女性は20代以下、30代でそれぞれ減少した一方で、50代では男女ともに増加傾向を見せた。これについて統計庁は「所謂”熟年離婚”が頻発しているためだ」と分析した。
翻訳者:M.I
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