北朝鮮が拘束日本人の追放決定…日朝関係改善の信号弾?

北朝鮮が拘束日本人の追放決定…日朝関係改善の信号弾?
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、軍事施設などを無断で撮影した容疑で拘束した日本人観光客を国外追放することを決定したと報じた。
朝鮮中央通信は「人道主義の原則に基づき、寛大に容認し、共和国の国外に追放することにした」と伝えた。同通信によると、拘束された日本人は男性で名前は「スギモト・トモユキ」。映像クリエイターで、最近観光の目的で北朝鮮を訪問した際に西部の港湾都市・南浦市で軍事施設を撮影した疑いで拘束されたという。
韓国マスコミなどは同男性がすでに中国に送られ、駐中国日本大使館が所在を確認中だと報じている。国外追補された同男性が「スギモト・トモユキ」であれば、拘束から15日だけで解放された異例的なことになり、北朝鮮の狙いに注目が集まる。1999年にスパイ容疑で拘束された日本記者の場合は解放まで2年かかり、2003年に麻薬密輸の容疑で拘束された日本人は5年以上がかかった。
韓国マスコミは、北朝鮮が「人道主義」を強調した点、日本の開放要請に応じた点などを挙げながら、「両国関係改善のための信号弾」と分析している。
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