米国防長官、「さらなる米韓軍事演習の中止はない」
米国防長官、「さらなる米韓軍事演習の中止はない」
マティス米国防長官は28日、「現時点では米韓合同軍事演習を中止する計画はない」と述べた。
マティス長官は記者会見で「シンガポールの米朝首脳会談で出てきた善意の措置として最大規模の軍事演習を中止する措置を取っていた」とし「もし(トランプ大統領が)指示すれば中止する予定だが、現在のところさらなる中止計画はない」と予定されている米韓軍事演習を進める意向を示した。
米国は、6月の米朝首脳会談以降、円滑な非核化交渉のために中止していた米韓軍事演習の再開を、対北圧迫のカードに活用する狙いだ。米韓合同軍事演習は、6月にシンガポールで開かれた米朝首脳会談直後、トランプ大統領の指示で中止された。8月に予定されていた定例合同軍事演習「フリーダム・ガーディアン」に続き、米韓海兵隊合同演習(KMEP)も無期限延期された。
マティス長官は「まだ決定されたことではない。米朝の交渉がどのように進行されるかを見て、未来を判断する」と、今後の米朝非核化交渉の成果と連携させる可能性を示唆した。
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