SNS・マッチングアプリでの投資詐欺に注意喚起
SNSやマッチングアプリを通じて知り合った人物からの投資勧誘に関連する被害が多発している。暗号資産やFXなどの投資商品に関する勧誘を受けて投資した結果、「返金を申し出ても返金されない」「送金後に相手と連絡が取れなくなった」といったトラブルが多数報告されている。
また、著名人を装ったSNS広告を通じて投資を行った結果、出金できなくなるケースも報告されている。
著名人を騙るSNS広告を通じた主な手口
SNS（Facebook、Instagramなど）上での偽アカウント・偽広告は、著名人の公式アカウントや広告を装う。無断転載された写真を使用し、本人を名乗る場合もある。偽広告やURLをクリックすると、LINEグループへの参加や詐欺サイトへのアクセスを誘導されるケースも確認されている。
LINEのグループに参加した場合、グループ内で特定の銘柄の投資勧誘が行われたり、口座開設や入金を要求される。犯人たちは複数のアカウントを使って投資が成功しているように見せかけ、参加者を誘導する手口が使われている。入金を指示される際は、個人名義の口座を指定されることが多い。
しばらくの間、利益が出ているかのように見せかけ、高額な入金をした後に連絡が取れなくなるケースや、出金時に高額な手数料や税金の支払いを要求され、入金後に連絡が取れなくなるケースも多発している。
被害防止策
このような投資勧誘を受けた場合は、冷静な対応が求められる。取引をする業者が暗号資産交換業や金融商品取引業の登録を受けているか、「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認することが重要だ。
また、SNSやマッチングアプリを通じて知り合った人物や著名人を装う者からの投資勧誘に不安を感じたり、トラブルに遭った場合は、金融庁金融サービス利用者相談室や最寄りの警察署へ相談を。
情報提供窓口
- 金融庁金融サービス利用者相談室
- 「詐欺的な投資に関する相談ダイヤル」
- 受付時間：平日10時00分～17時00分（電話受付）
- 電話（ナビダイヤル）：0570-050588
- IP電話から：03-6206-6066
- 証券取引等監視委員会 情報提供窓口
- 直通：0570-00-3581
- 一部のIP電話：03-3581-9909
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