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衆院選、全国で投票開始 深夜に大勢判明か

第50回衆議院選挙が27日午前7時から全国各地で投票が開始された。自民党の派閥による裏金問題を受けた政治改革や物価高騰への対応が主な争点となっている。就任間もない石破茂首相(自民党総裁)が掲げる政策に加え、約3年間にわたる岸田文雄前首相の政権運営についても、有権者が評価を下す選挙となる見込みで、深夜にも大勢が判明すると予想されている。

投票は一部地域を除き、午後8時に締め切られ、即日開票される。選挙は小選挙区289、比例代表176の合計465議席を争う形で行われ、新たに実施された「10増10減」の小選挙区定数変更後、初の衆院選となる。

選挙戦において、石破首相は裏金問題からの信頼回復を訴えるとともに、自民・公明の連立政権以外に国政を担える政権は存在しないと強調した。一方、野党は裏金問題を厳しく批判。立憲民主党の野田佳彦代表は「政権交代こそが最大の政治改革だ」と訴えた。

公明党は低所得者層への給付金支給を、日本維新の会は教育無償化を、共産党は憲法9条を生かした平和外交を、国民民主党は手取りを増やす経済政策を掲げた。れいわ新選組、社民党、参政党なども消費税廃止や減税をアピールし、有権者に支持を訴えた。

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