米、医療大麻の乱用防止に韓国ブロックチェーン技術活用

米、医療大麻の乱用防止に韓国ブロックチェーン技術活用

韓国の某ブロックチェーンスタートアップ(創業初期企業)が、医療大麻の先進国である米国に対し、誤用・乱用防止技術を提供することになった。誤用・乱用を防ぐため、病歴など購入者の生体情報をブロックチェーンに保存するという。

プリズム社は26日、「米国ネバダ州にある医療大麻生産会社リブラと、米国内の誤用・乱用を防ぐためのブロックチェーン技術の提供、そして韓国の医療大麻モデル事業への共同参加に向けた了解覚書(MOU)を締結した」と明らかにした。

プリズムは、ブロックチェーン基盤のヘルスケアプラットフォームだ。生体情報を人工知能(AI)で分析し、個々人に沿った健康ソリューションを提供する。今年初めには仮想通貨「PSM」を発行、世界3カ所の取引所で上場した。一方のリブラは大麻の栽培や生産、流通許可を保有する米国ネバダ州の企業。

プリズムが提供するブロックチェーンの技術とは、疾患情報を入力すれば、その症状に合った医療大麻の購入をサポートするというもの。これを通じて誤用・乱用を防止することができるというのがプリズム側の説明だ。

プリズムのキム・ソンジン代表は「リブラの工場を訪れてみたが、JANコードを1枚1枚記録しながら医療大麻の管理を行っていた。ここにブロックチェーン技術を適用させれば、もっと容易に管理できる」と話した。

米国では32の州政府が医療大麻を合法としている。しかし、一部個人が大量購入後に横流しをしたり、未成年者による誤用・乱用が問題となっている。

リブラの最高経営責任者(CEO)ハンドリック・スティーブン氏は「プリズムの技術を適用させれば、不法流通および誤用・乱用問題をより簡便に解決できると期待している」と語った。

翻訳者:M.I

info@fnnews.jp

Copyright © The financial news japan. All rights reserved.
ファイナンシャルニュースジャパン

関連記事

ピックアップ記事

  1. 日本でチキンブームを巻き起こしている「ジョンノネネチキン」と世界的な人気アニメ「クレヨンしんちゃん…
  2. 韓国政府が今年6月まで仮想通貨取引を集中的に取り締まる。韓国金融委員会は仮想通貨の出金モニタリング…
  3. 写真は総理官邸ホームページから 米国のジョー・バイデン大統領は今月16日に米国で開かれる、日本の菅…
  4. 主要産油国が新型コロナウイルス感染症の世界的な流行解消と大々的な景気反騰に備え、今後3ヶ月の間に原…
  5. ―韓国疾病庁、予定より3ヶ月前倒しで実用化―丁世均首相「海外でも使える様に推進」 韓国版のブロック…

おすすめ記事

  1. ソウル在住のA氏は7月の休暇で日本を訪問した。高いと思っていた物価は想像以上に安く、食べ物も口に合…
  2. (写真は、金玉彩(キム·オクチェ)駐横浜韓国総領事) -安倍晋三元首相1周忌、自宅弔問した初…
  3. (写真は旧ツイッターのXに投稿されているイメージ) −「ハワイ攻撃」フェイク動画拡散 米国ハワイのマ…
  4. 韓国のイ・ギチョル在外同胞庁長が東京の民団中央本部を訪れ、「在日同胞社会のネットワーク強化のために…
  5. (映画「バービー」の米国アカウントは、バービーとオッペンハイマーの画像を利用して合成したイメージに「…
ページ上部へ戻る
Translate »