東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)は4日、首都圏の私立大学に入学した学生の家計負担に関する調査結果を発表した。2024年春に自宅外から通学する学生が受験から入学までに要した費用は平均231万4781円に上り、調査開始以来、最も高額となった。
この調査は2023年5月から7月にかけて、東京、埼玉、栃木の3都県に所在する9つの大学および短期大学に新たに入学した学生の保護者を対象に実施された。約3900件の回答が集まった。
自宅外通学者の入学関連費用は前年より1万2600円(0.5%)増加した。特に、受験料や交通費、宿泊費を含む受験関連費用は27万3800円で、前年より2万円(7.9%)上昇した。受験回数は減少傾向にあるが、東京私大教連は宿泊費の高騰などが費用増加の主因であると分析している。
授業料などの入学費用を借り入れた場合の平均金額も203万1000円に達し、前年の194万1000円を大きく上回って過去最高となった。通学形態別では、自宅通学者の借入金額が166万9000円だったのに対し、自宅外通学者は247万円で、その差は前年より約28万円拡大した。
一方、下宿生の1日あたりの生活費は653円と、過去3番目に低い水準にとどまった。
東京私大教連の浜岡剛・中央執行委員長は東京都千代田区で開かれた記者会見で「調査結果からは家計負担が重くなっていることの切実さが感じられる。物価上昇や学費値上げが進む中、学生が安心して学べるよう支援体制を一層充実させる必要がある」と述べた。

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