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韓国、日韓首脳会談を機に地方の魅力をアピール

韓国の文化体育観光部(省に相当)は20日、日韓首脳会談の舞台となった慶尚北道(キョンサンプクト)安東(アンドン)を中心に、日本人観光客の誘致に向けたマーケティングを大幅に強化すると発表した。高市首相の訪韓で注目を集めた安東の伝統文化や美食、伝統家屋「韓屋(ハノク)」のコンテンツを最大限に活用し、急増する日本人の訪韓需要を地方へ呼び込む戦略だ。

同部は今年から、日本旅行業協会(JATA)と共同で安東を「韓国の小都市30選」に選定。日本市場向けの観光商品開発とプロモーションの支援を行ってきた。直近では東京、大阪、福岡など日本の主要都市で、現地の旅行業界を対象に安東観光商品の企画セミナーを相次いで開催している。

特に今回の首脳会談中、両首脳の親交行事として披露された伝統の火遊び「河回(ハフェ)船遊ジュルブルノリ」に焦点を当てた特別商品を新たに投入する。10月に開催される同イベントに加え、咸安(ハマン)の「落花遊び」、晋州(チンジュ)の「南江流灯祭り」といった地方の伝統祭りを巡る3泊4日のツアー構成で、今月末から日本の主要旅行会社を通じて販売が開始される。

さらに、河回村(ハフェマムル)の散策や韓屋での宿泊体験、地元の名物料理「安東チムタク(鶏の煮込み料理)」などの美食を組み合わせた体験型商品の開発も急ピッチで進める。これに伴い、6月中には日本の旅行業界関係者を現地に招いた大規模なファムツアー(試泊・試遊会)を実施する計画だ。

日本国内でのプロモーションも強化する。朝日新聞などへの安東特集記事の掲載や旅行商品の広告展開に加え、テレビ朝日などの放送番組を通じて現地の観光コンテンツを紹介。楽天トラベルやエクスペディアといったオンライン旅行会社(OTA)と連動した割引キャンペーンや、SNSによる情報発信も並行して実施する。

文化体育観光部のチェ・フィヨン長官は「安東の伝統文化や美食、韓屋の魅力は、本物の韓国文化を体感したい日本市場に広く訴求できる絶好の機会だ」とした上で、「今後もソウルや済州島だけでなく、韓国各地に眠る魅力的な観光資源を積極的に海外へ紹介していきたい」と意欲を示した。

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