ビッソム、新たな仮想通貨取引所を今月披露… 脱中央化でセキュリティ強化

ビッソム、新たな仮想通貨取引所を今月披露… 脱中央化でセキュリティ強化

韓国の仮想通貨取引所「ビッソム(bithumb)」が新たな仮想通貨取引所を今月中にオープンする。新仮想通貨取引所は既存の取引所のように取引を仲介する方式ではなく、個人と個人が直接仮想通貨を交換する、いわゆる「脱中央化取引所」だ。

ビッソムは1日、海外子会社を通じて新しい取引所「ビッソム・デックス(bithumb DEX)」を今月中に披露する予定だと明らかにした。ビッソムの説明によると、既に脱中央化取引所を運営している海外のブロックチェーン企業「ワンルート」と協力し、新しい取引所をオープンする計画。

脱中央化方式で開発中のビッソム・デックスは、ビッソムで仮想通貨を保管しないのが特徴。個人と個人がそれぞれの電子財布を通してコインを交換する。専門家らは「取引の速度は多少遅いかもしれないが、セキュリティの面では非常に優れている」と評価する。

システムが一元化された取引所は、顧客の仮想通貨を運営社が直接保管する。そのため、ハッキングによる攻撃で、仮想通貨が流出されるケースが絶えないのが現実。ビッソムもハッキングによる被害で大きな打撃を受けた経験があり、セキュリティ強化を優先する取引所の運営に意欲を見せてきた。

脱中央化取引所は海外でも注目されている。主要取引所であるバイナンス(BINANCE)なども脱中央化取引所の運営計画を発表している。韓国のアップビット(UPbit)は脱中央化取引所「オールビット(Allbit)」に投資している。

業界関係者は「ビッソムは取引量の規模だけを見ると、世界トップクラス取引所の一つだが、利用者のほとんどが韓国人」とし「世界市場で注目されている脱中央化取引所の運営を通じて、世界の有力取引所と競争するという戦略だ」と分析した。

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