林芳正内閣官房長官は29日、訪日中のドー・ヴァン・チエン・ベトナム祖国戦線委員長の表敬訪問を官邸で受けた。会談では日越関係のさらなる強化について意見交換が行われ、両国の伝統的友好関係の深化に向けた協力の重要性が確認された。
林長官は冒頭、「日本とベトナムは戦略的パートナーとして、多方面にわたり緊密な協力を続けている」と述べ、昨年の外交関係樹立50周年を契機に新たな段階に入った両国関係を高く評価した。
これに対しドー・ヴァン・チエン委員長は、日本の経済協力に感謝を表明し、特にインフラ整備や人的交流分野での支援を重視する姿勢を示した。また、日本で活躍するベトナム人コミュニティの存在にも言及し、両国民間交流の重要性を強調した。
両者は今後も政府間・民間レベル双方での交流と協力を推進することで一致した。会談は終始和やかな雰囲気で行われ、友好ムードを印象づけた。
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