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アンスロピック、企業価値で初の首位…オープンAI抜き9000億ドル規模に

Data center interior with blue and orange holographic spheres labeled AnthropiC

人工知能(AI)開発の新興勢力、アンスロピック(Anthropic)が、先行するオープンAI(OpenAI)を抜き、市場で最も高い企業価値を認められる筆頭株へと浮上した。チャットボットを中心に個人市場を攻略してきたオープンAIに対し、企業向けAI市場に特化したアンスロピックの戦略が功を奏した形だ。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が13日(現地時間)に報じたところによると、投資家らによるアンスロピックの評価額は9000億ドル(約141兆円)以上に達し、約8520億ドル(約133兆円)とされるオープンAIを上回った。

アンスロピックの年換算売上高(ランレート)は、2025年末の90億ドルから、今年4月には300億ドルへと急増。内部では近い将来、500億ドルの大台を突破するとの観測も出ている。この背景には、コーディングや文書作成、業務自動化などの実務分野で高い信頼を得ている「Claude(クロード)」モデルが、多くの企業の支持を集めていることがある。

企業の支出データを分析するランプ・インデックス(Ramp Index)によれば、新たにAIを導入する企業の73%がアンスロピックを選択。有料サービスの利用率でもアンスロピック(34.4%)がオープンAI(32.3%)を上回った。

市場の評価が逆転した背景には、AI企業の競争基準が「ユーザー数」から「持続可能な収益モデルの確保」へと急速にシフトしていることが挙げられる。AIモデルの開発・運用コストが爆発的に増加する中、消費者向けサービスだけでは膨大なインフラ費用を賄うことが難しくなっており、B2B(企業間取引)での収益源確保が企業の命運を分ける鍵となっている。

WSJは、オープンAIとアンスロピックの両社を合わせた今年の開発・運営費用が650億ドル(約10兆円)に達すると予測している。莫大な投資を回収し、黒字化への道筋を明確に示せるかが今後の焦点だ。

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