国際原油価格が大幅反落、WTI3.5%安…金は上昇

国際原油価格が大幅反落、WTI3.5%安…金は上昇
急上昇した国際原油価格が急落に転じた。
27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート、2019年2月物)は前日比3.5%安の1バレル44.61ドルで取引を終えた。
下落の原因は米株安。前日は一時8%超の上げ幅を見せるなど急上昇の動きだった原油価は、米株価が再び不安な流れに転じるとリスク回避の動きが強まり原油市場への投資心理を委縮させたとみられる。最近の原油価格は、ニューヨーク証券取引所の流れとかみ合って動く傾向が強い。ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場も下落し、1バレル52.16ドルを記録した。
一方、安全資産への逃避需要は高まり、金価額が上昇を続けている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物(来年2月物)は前日比8.1ドル(0.6%)高の1281.10ドルで取引を終えた。