韓国の反論映像…何を主張しているのか

韓国の反論映像…何を主張しているのか
韓国が韓国駆逐艦のレーダー照射問題を巡って日本側の主張に反論する映像を4日、ユーチューブを通して公開した。
映像では4つの質問で日本の主張に反論している。 一つ目の質問は「日本の哨戒機はなぜ人道的救助活動の現場で低空威嚇飛行をしたのか?」。
映像では海上自衛隊の哨戒機が韓国駆逐艦の広開土大王(クァンゲト・デワン)の上空150メートル、距離500メートルまで接近したと主張している。また日本が先月末に公開した映像を根拠に、「海上自衛隊の哨戒機も救助活動を認知していた」とし「人道的救助活動を妨害する深刻な威嚇行為をした」と伝えた。
二つ目の質問は「日本は国際法を守ったと主張しているが、果たして事実なのか?」。
映像では自衛隊がホームページーを通じて公開した「航空法規における船舶と航空機の離隔距離規定」を問題視し、「日本は国際民間航空協約と日本航空法規を引用し、哨戒機の飛行高度(150メートル)は国際法上問題がないと主張している。しかし、資料のソースとなっている国際民間航空機構(ICAO)の国際民間航空協約の附属書(Annes)2-4では、軍用機には適用されないと明確に規定している」とし「日本は国際法を恣意的に歪曲して解析している」と主張した。
3つ目は「広開土大王は日本の哨戒機に向けて射撃管制用レーダーの照射(STIR)をしていなかった」という説明から始まる。映像では当時、韓国駆逐艦が遭難した船舶を救助するため、探索レーダーだけを運用していたことを強調。「もし、広開土大王が日本哨戒機に向けて射撃管制用レーダーを照射したとしたら、哨戒機は即刻回避起動するべきだった。しかし、(哨戒機は)広開土大王の方に再び接近する常識外れの行動を見せた」とし「日本はなぜそうしたのか?答えるべきだ」と伝えている。
最後は当時の通信内容と関連して日本側の主張に反論している。映像では当時の通信音声を公開しながら「哨戒機が試みた通信は雑音が激しく、明確に聞こえなかった」としている。また「日本哨戒機が通信をした時点は、すでに救助活動の上空から相当離れた後だった」と主張した。
韓国は「我々の海軍は海上自衛隊の哨戒機にどんな威嚇行為もしていなかった。(日本は)人道的救助活動をしていた我々の艦艇を向けて威嚇的な低空飛行をしたことについて謝罪するべきだ」と強調した。