CESの5大トピックに「ブロックチェーン」初選定

CESの5大トピックに「ブロックチェーン」初選定

‐5G、IoT、ヘルスケア、自動車と共にCESの主要トピックに初選定
‐開幕日「デジタル・マネー」をテーマに討論…次世代の事業としてブロックチェーンに注目
‐多様なカンファレンス・セッション
‐韓国ブロックチェーン企業「ウィズブル」情報処理速度や保安性で勝負

全世界のIT企業の技術協演の場である「消費者家電ショー(CES)」で、ブロックチェーン分野が新技術としてスポットライトを浴びる事が予想される。CESを主催する全米消費者技術協会(CTA)は、5G(5世代移動通信)とIoT、ヘルスケア、広告、自動車などと共に、ブロックチェーンを主要トピックに選定した。

CESでブロックチェーンが主要トピックに選定されたのは今回が初めて。主要トピックに選定された事で、ブロックチェーンや仮想通貨に関連したカンファレンス・セッションが多数設けられ、ブロックチェーン企業の展示やイベントもずらりと軒を並べている。

関連業界によると、今月8日から11日まで米国ラスベガスで開かれる「CES 2019」で、ブロックチェーン関連の展示をする参加企業は27社に達する。フィンテックやIoTなど、様々な分野の企業がCESの展示会場に展示ブースを準備している。

■ビットコイン財団のブロック・ピアス氏ら、専門家参加のセッション多数
開幕日の8日、デジタル・マネーをテーマにしたカンファレンス・セッションでは「仮想通貨討論」と題して、主な仮想通貨関連の専門家らの討論会が開かれる。全世界で500以上の仮想通貨が存在する中、昨年の仮想通貨に関する問題を整理し、今年の仮想通貨に関する問題を予測する場だ。

参加者には、メイカーダオのスティーブン・ベッカーCOO、ブルペンキャピタルのダンカン・デビッドソン創立パートナー、ビットコイン財団のブロック・ピアス議長、フィンテックタイムズのマーチン・パリス技術リポーターらの名前が上がっている。

全世界の注目が集まる基調演説でも、ブロックチェーンに関する話があると見られる。基調演説は、米IBMのジニー・ロメッティCEOが行う。ロメッティ氏は今回の基調演説で、米IBMが次世代の事業と考えるブロックチェーン関連事業を紹介する事が予想される。

この他にも、「スマートシティに吹くブロックチェーンの風」、「規制との衝突」、「仮想通貨公開とクリプト、トークンとベンチャーキャピタル」、「ブロックチェーンが新たに作り出すメディア/エンターテイメント事業」、「プンディエックス・カンファレンス」、「脱中央化の未来」など、様々なカンファレンス・セッションが準備されている。

■プンディエックスやウィズブルなどが展示ブースを設ける
展示ブースを設ける企業の中で最も有名な企業プンディエックス(Pundi X)は、ブロックチェーン基盤の決済ソリューションやブロックチェーン基盤のスマートフォンなどを発表する。

ウィズブル(WIZBL)は、韓国ブロックチェーン企業の中で唯一「CES 2019」に参加し、展示ブースを設ける。ウィズブルはブロックチェーン・プラットフォームを開発中の企業。1秒当たりの情報処理速度(TPS)100万件を記録した事を発表し、業界の注目を集めた企業だ。ウィズブルは今回の展示会で、速い情報処理速度と保安性などを検証して貰おうという考えだ。

この他にも、ブロックチェーン基盤の学位証明書検証サービスを提供する「ブロックチェーン・サーティファイド・データ」や、仮想通貨取引に人工知能AIを利用する「ダニル」、企業間取引プラットフォーム「トランスチェーン」が初登場する。

企業の中では、特にフランスの企業がCESに尽力しているのが目に付く。フランス企業の中で、ブロックチェーンをテーマに展示に参加する企業は9社。これは5社に留まった米国を上回っている。フランスと米国以外では、ギリシャやカナダなどの北米ヨーロッパ諸国の動きが注目される。

業界のある関係者は、「CESでブロックチェーン分野が主要トピックに選定された事は今回が初めて」だと、「全世界がブロックチェーンに注目しているだけに、CES組織委員会も多様なカンファレンスと展示会を準備している様だ」と話した。

翻訳:水野卓

関連記事

ピックアップ記事

  1. 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は25日、国会で開かれた外交統一委員会に出席し、徴用工判決問題と…
  2. 29日に訪韓するトランプ米大統領が同期間中に北朝鮮の金正恩国務委員長と会談する可能性が浮上しているな…
  3. ビットコインの価格が1万ドルを再突破したことで、仮想通貨市場に楽観論が急速に広がっている。…
  4. トランプ大統領の訪韓が確定されたことで、両首脳が南北の非武装地帯(DMZ)を視察する可能性も浮上して…
  5. 北朝鮮の金正恩国務委員長が米国のドナルド・トランプ大統領からの親書を受け取ったと、北朝鮮の官営メディ…

おすすめ記事

  1. 2019-6-21

    トランプ氏がイラン攻撃を承認?…米メディア「意見の分かれで命令撤回」

    トランプ米大統領が20日(現地時間)、イラン攻撃を指示したが、突然命令を撤回したことが分かった。米メ…
  2. 2019-6-19

    韓国外交部、「日韓企業からの拠出金で徴用工に被害補償」

    韓国外交部は19日、徴用工判決問題と関連し、日本と韓国の企業が参加する基金を造成し、徴用工の被害に補…
  3. 2019-6-15

    [ワールドレポート] メイ首相の涙とイギリスの先行き

    イギリスのテリーザ・メイ首相が今月7日、首相と与党党首から辞任した。2016年6月、国民投票でブレグ…
  4. 2019-6-13

    香港が米中摩擦の新たな火種になるか?

    香港が「犯罪人引き渡し法案」問題で大きく揺れ動いている。法案に反対する香港市民らが大規模デモを行い中…
  5. 2019-6-12

    日朝が平壌で「水面下の調整」…7月平壌で首脳会談か?

    安倍晋三総理の平壌訪問に向け、日本政府の次官級官僚が最近、北朝鮮を訪問した事が分かった。…

アーカイブ

ページ上部へ戻る